「カラスは人を襲うから危ない!」「襲われるからカラスとは目を合わせてはいけない!」という話を耳にしますが、カラスはなぜ人を襲ったりするのでしょうか。カラスの生態を知ることで、カラスに襲われない方法をお教えします。
カラスが人を襲うのは「ヒナを守るため」
カラスは人間を見つけたら襲ってくると思いがちですが、カラスが人に対して敵対的な行動をとるのは「ヒナを守る」ときだけです。生まれて間もないヒナは、上手に飛ぶことができず動き回ることも出来ません。そんなヒナの周りを、何をするか分からない人間がウロウロしていたら、親カラスとしても心配で仕方ありません。大切なヒナを守るため、カラスは威嚇をして人間をナワバリの周囲から追い払おうとするのです。
最初は鳴いて威嚇をするだけ
カラスは意外と小心者です。それに、いくら大型のカラスでも、100倍近い体重の大人の人間にはかなう訳もありません。ヒナの近くに人間が近づいてくると、最初は「カアカア」と鳴いて、声で威嚇します。これは、「自分たちのナワバリから早く出て行け!」という合図です。人間がヒナの存在に気づいていなくても、さらに近づいてくるときには、「ガラララ」と鳴き声を変えたり、葉っぱをちぎって投げ落としたりします。
威嚇しても離れない場合はすれすれを飛ぶ
鳴いたりイタズラをしたりしても人間が立ち去らない場合は、気づかせるために人間のすれすれを飛んできます。この時、人間に当たるようなことはしません。もし、人間に当たって逆に危害を加えられてしまったら、大切なヒナを守ることができなくなってしまいます。ヒナの存在に気づいて立ち去ってもらうことがカラスの目的なので、無意味な争いは避けているのです。
人間に直接危害を加えるのは本当の最終手段
近くを飛んでも人間が立ち去らない場合は、最終手段として人間の後ろから近づいて、両脚で頭を蹴り飛ばします。しかし、カラスの爪はそこまで鋭くはないので、新聞やカバンで後頭部をガードしたり、帽子や傘で対策すればダメージはほとんどありません。カラスに蹴られないようにするためには、カラスの巣の場所を把握し、カラスの様子を観察することです。カラスが起こっている時に背中を見せてしまうと、襲われる危険性があります。視線で牽制しながらその場を離れることが良いでしょう。
エサにありつける場所とカラスに思わせないことが大切
カラスが巣を作るにはいくつか条件がありますが、その一つに「エサが手に入りやすい場所」が挙げられます。集積所のゴミを漁れないようにすることで、カラスが集まることを防ぎ、カラスに襲われる可能性も低くなります。「カラス対策.com」では、カラス専用のゴミステーションを多数販売しております。きちんと対策をすれば、カラスによる被害を確実に減らすことができます。早めの対策でカラスの被害を減らしましょう!
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